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なぜ石原さんは五十嵐健二先生の作品に惚れ込んだのか?
それは“気”だと言うのです。「縁起もの」というのは、煎じ詰めるとエネルギーと笑いなのだとか。五十嵐先生の張子は、先生自身の元気の“気”と“ユーモア”で満ちていて、それこそがまさに福を呼びこみ、ツイてくる「縁起」だと言うのです。
気が満ちていて、笑いがあるところに福来たると。
五十嵐先生は張子を作るのに機械を使わず、全工程手作りにこだわられてるのも気を込めるからなのだそう(いま、張り子の型を作るのに手張りしてる職人はほとんどいません。機械でやれば大量に、しかも安くできるからです)。
そして、楽しい気持ちの時にしか作らないと決めているのだとか。楽しいときに描いた猫は、楽しい表情になるからだそうです。
五十嵐先生の招き猫、部屋に飾ると、ほんとうにかわいいです。
場が明るく一変します。
また、五十嵐先生の底抜けに明るく、いつもニコニコしている人柄に当社も惚れました。
江戸の独楽職人として有名な広井政昭先生は「ゆ〜もあ画帖」(日貿出版社)のなかで五十嵐先生のことをこう語っています。
「五十嵐さんは一時、網膜剥離で目が見えなくなったこともあるけど、そのときにしても今とおんなじ明るさだったよね。五十嵐さんは陽気がびっしりつまっている」。
目が見えないという逆境のなかでも、明るくいられるって普通ありえないですよね?この五十嵐先生の根っからの陽気な元気パワーが猫ちゃんに宿っているのです。
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